台風が多い時期は、特に風が強くなり危険です。
どれくらいの風速で、どういった被害が起きやすいかの目安を確認し、外出やレジャーを控えるべきかどうかを慎重に判断することが大切です。
風速5m/s以上くらいになると、紙コップなどの軽い物が飛んでいくほどの風となるため、釣りやゴルフ、バーベキューなどの屋外でのレジャーは楽しめなくなります。
【風速5m/s~風速8m/sの影響】風速8m/s以上くらいになると、葉のある木が揺れ始めるほどの風となるため、釣りやゴルフ、バーベキューなどの屋外でのレジャーは控えた方が良いです。
【風速8m/s~風速10m/sの影響】
風速10m/s以上となると、傘がさせない程のやや強い風となり、外出を控えた方が良いです。
釣りやゴルフなどの屋外でのレジャーは危険です。
高速道路での車の運転においては、横風に流される感覚を受けるため注意が必要です。
気象庁が強風注意報を発表する基準は、平均風速がおおむね10m/sを超える場合です。(地方により基準値が異なります。)
風速15m/s以上となると、転倒する人も出るような強い風となり、外出するのは危険です。
高速道路での車の運転においては、横風に流される感覚が大きくなり、車の運転は控えた方が良いです。
風速20m/s以上となると、何かにつかまっていないと立っていられないような非常に強い風となり、外出するのは危険です。
車の運転においては、通常の速度で運転するのが困難になり、車の運転も危険です。
気象庁が暴風警報を発表する基準は、平均風速がおおむね20m/sを超える場合です。(地方により基準値が異なります。)
風速30m/s以上となると、多くの樹木が倒れたり、走行中のトラックが横転するような猛烈な風となり、外出、車の運転は極めて危険です。
台風や暴風災害に備え、家庭で防災準備することで、被害を未然に防いだり軽減できます。
災害に備える場所 | 家庭で準備する防災事項 |
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家の外の備え |
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家の中の備え |
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避難場所の確認 |
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品物 | 非常避難時に持ち出すもの |
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水・食料品 |
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日用品 |
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衣服 |
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貴重品 |
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救急医薬品 |
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感染症対策品 |
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子供がいる家庭の準備品 |
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女性の準備品 |
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高齢者の準備品 |
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台風の定義はおよそ風速17m/s(風力8、34ノット)からです。
この台風の定義は、国際的に決められています。
日本に接近・上陸する台風が多い時期は7月~10月です。
その中でも、日本に接近・上陸する台風が特に多い月は8月と9月です。
台風の強さ | 最大風速 |
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猛烈な台風 | 54m/s以上 |
非常に強い台風 | 44m/s~54m/s |
強い台風 | 33m/s~44m/s |
(強さを表現しない) | 33m/s未満 |
台風の大きさ | 強風域の半径 |
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超大型台風 (非常に大きい台風) |
800km以上 |
大型台風 (大きい台風) |
500km~800km |
(大きさを表現しない) | 500km未満 |
地方により基準値が異なりますが、気象庁は強風注意報、暴風警報の発表基準を定めています。
強風注意報の発表基準は、平均風速がおおむね10m/sを超える場合です。
暴風警報の発表基準は、平均風速がおおむね20m/sを超える場合です。
暴風特別警報の発表基準は、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合です。
警報の発表基準をはるかに超える現象が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に、特別警報が発表されます。
ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動が必要です。
風速 (風の強さ) |
影響 |
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5m/s ~ 8m/s |
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8m/s ~ 10m/s |
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10m/s ~ 15m/s (やや強い風) |
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15m/s ~ 20m/s (強い風) |
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20m/s ~ 30m/s (非常に強い風) |
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30m/s以上 (猛烈な風) |
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