インフルエンザと風邪の違い・予防方法・感染経路・免疫力を高める食品

インフルエンザや風邪になると、仕事や学校を休まなくてはいけません。
自分の健康や日常生活に支障をきたすだけでなく、家族や他の人にも感染させてしまうなど、社会に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。

インフルエンザや風邪とならないように、個人個人が予防し、家族や他の人に感染させないことが大切です。
「インフルエンザや風邪を予防する有効な方法・対策」を紹介します。
「インフルエンザと風邪の違い・感染経路」や「免疫力を高める食品」も紹介します。

目次


風邪と違うインフルエンザとはどのような病気?

インフルエンザの感染力は非常に強く、
日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。
インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると短期間に多くの人へ感染が拡がります。

一般的な風邪は様々なウイルスによって起こりますが、
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。

インフルエンザの症状・特徴

インフルエンザには、以下の症状・特徴があります。

一般的な風邪の症状・特徴

一般的な風邪には、以下の症状・特徴があります。

『インフルエンザと一般的な風邪との違い』の比較表・一覧

インフルエンザと一般的な風邪との症状や特徴などの違いを知り、
自分がインフルエンザの症状かどうかを疑えるようになることは大切です。

以下で、『インフルエンザと一般的な風邪との違い』を知りましょう。

インフルエンザ 一般的な風邪
発熱 ある
(38~40度の高熱)
ある
(38度前後の微熱)
頭痛 ある あまりない
関節痛 ある あまりない
筋肉痛 ある あまりない
のどの痛み ある ある
鼻水 ある ある
ある ある
くしゃみ あまりない ある
症状の
進行度
急激に発症 比較的ゆっくり発症
症状の
発生部位
全身 局所(のどや鼻)
重症化
すること
まれにある

子どもが急性脳症を発症することがある
高齢者や免疫力の低下している方が肺炎となることがある
あまりない
流行の
時期
11月下旬や12月上旬に始まる
1月~2月がピーク
3月ぐらいに終わる

※4、5月まで散発的に続くこともある
年間を通じて
特に季節の変わり目や疲れている時など
接触感染 する
(少ない)
する
(多い)
飛沫感染 する
(多い)
する
(少ない)
空気感染 しない しない

インフルエンザが重症化する危険が高い人の一覧

以下のインフルエンザが重症化する危険が高い人は、特に注意が必要です。

インフルエンザの感染経路は?

インフルエンザの感染経路は主に飛沫感染です。
接触感染をする場合もあります。
空気感染はしません。

インフルエンザの予防は、飛沫感染と接触感染の感染経路を断つ対策が必要です。

一般的な風邪の感染経路は?

一般的な風邪の感染経路は主に接触感染です。
飛沫感染をする場合もあります。
空気感染はしません。

一般的な風邪の予防は、接触感染と飛沫感染の感染経路を断つ対策が必要です。

≫『風邪予防に有効な方法』は7つ。家族へ感染させない対策

飛沫感染・接触感染・空気感染の違い

インフルエンザの感染経路である飛沫感染・接触感染とは、以下となります。
空気感染との違いや、感染経路別の主な予防方法もご確認ください。

感染経路 感染する流れ 主な予防方法
飛沫感染 感染者が、咳やくしゃみ・会話などでウイルスを含んだ飛沫を飛散させる。

それを別の人が口や鼻から吸い込む。

ウイルスが体内に入り込み、体内で増殖し発症。
マスクの着用

感染者から2メートル以上離れる
(咳やくしゃみで飛沫が飛ぶ距離は
1~2メートル以内)
接触感染 感染者が、咳やくしゃみ・鼻水などが付いた手でドアノブやスイッチなどに触れる。

そこを別の人が触れ、その手で自分の目や口・鼻を触る。

ウイルスが体内に入り込み、体内で増殖し発症。
手洗い・アルコール消毒

ドアノブやスイッチなどに直接触れない
空気感染 感染者が、咳やくしゃみ・会話などでウイルスを含んだ飛沫を飛散させる。

飛沫の水分が蒸発し、さらに小さな粒子(5ミクロン以下)の飛沫核となる。

空気中を漂った飛沫核を別の人が口や鼻から吸い込む。

ウイルスが体内に入り込み、体内で増殖し発症。
高機能のフィルターで空気清浄化
※高度な対応が必要

インフルエンザの予防1:流行前の予防接種(ワクチン接種)

インフルエンザには、流行前に予防接種(ワクチン接種)をすることが最も有効です。
予防接種は、世界保健機関(WHO)にインフルエンザの有効な予防方法として認められています。

インフルエンザの予報接種は、感染後に発症する可能性を低減させる効果や、発症した場合に重症化しにくい効果があります。

インフルエンザの予報接種には、感染を完全に抑える働きはないため、インフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。

インフルエンザの予防2:手洗い・アルコール消毒

インフルエンザウイルスのついた手や指で、目・口・鼻などを触ってしまうことでインフルエンザに感染してしまうことが多いです。
流水と石けんによる手洗いは、インフルエンザウイルスを物理的に除去するため、インフルエンザの感染予防に効果的です。

石けんで丁寧に手を洗う
⇒30秒以上しっかりすすぐ
⇒清潔な乾いたタオルで水分をふきとる
⇒アルコール手指消毒剤で消毒
まで行うのがオススメ
です。

手が汚れていなくても、外出先から帰宅時、トイレの後、食事前、調理の前後は手洗いをした方が良いです。

インフルエンザの予防3:適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。

インフルエンザの予防4:十分な睡眠・休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけることが効果的です。
特に、十分に睡眠をとることは、ウイルスと闘うための抵抗力を高めてくれます。

インフルエンザの予防5:人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控えた方が良いです。
人混みや繁華街への外出をする場合は、マスクを着用して飛沫感染を防ぎましょう。

インフルエンザの予防6:こまめな水分補給

ウイルスを体内から排出してくれる線毛(せんもう)が、鼻やのどの粘膜にあります。
体内の水分が不足すると、線毛がウイルスを排出しにくくなります。
こまめに水分補給することで、線毛がウイルスを排出しやすくし、ウイルスの侵入を防ぐことができます。

インフルエンザウイルスが体内の細胞に侵入するまでに、最速で20分といわれています。
そのため、20分おきに水分補給をすることが効果的です。

インフルエンザの予防7:適度な日光浴でビタミンDを補給

ビタミンDの補給は、体内の免疫力をアップし、インフルエンザの予防に有効です。
ビタミンDは、日光を浴びることで補給できます。
15分程度、日光浴するのが効果的です。
手を太陽にあてるだけでも効果があるため、手袋をしない状態で通勤通学や外出でも十分効果があります。

しいたけやきくらげなどのきのこ類、鮭・イワシ・サンマなどの魚介類などのビタミンDを含む食品を食べることも効果的です。

うがいはインフルエンザの予防効果なし?

首相官邸ホームページによると、
「うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。」
と記載されています。

うがいはインフルエンザの予防とならないようです。

風邪の予防1:うがい

水道水でのうがいで風邪予防となります。
京都大学の実験によると、「うがい薬(ヨード液)でのうがい」より「水だけでのうがい」の方が風邪がひきにいという結果となりました。
普段は「水だけでのうがい」で予防で良いですが、風邪を発症してしまい医者からうがい薬を処方されている場合などは「うがい薬」を使用するべきです。

うがいをするタイミングは、
・外出先からの帰宅時
・乾燥してのどが渇いているとき
にしておけば良いです。

風邪の予防2:手洗い・アルコール消毒

風邪ウイルスのついた手や指で、目・口・鼻などを触ってしまうことで風邪に感染してしまうことが多いです。
流水と石けんによる手洗いは、風邪ウイルスを物理的に除去するため、風邪の感染予防に効果的です。

石けんで丁寧に手を洗う
⇒30秒以上しっかりすすぐ
⇒清潔な乾いたタオルで水分をふきとる
⇒アルコール手指消毒剤で消毒
まで行うのがオススメ
です。

手が汚れていなくても、外出先から帰宅時、トイレの後、食事前、調理の前後は手洗いをした方が良いです。

風邪の予防3:適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、風邪にかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。

風邪の予防4:十分な睡眠・休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけることが効果的です。
特に、十分に睡眠をとることは、ウイルスと闘うための抵抗力を高めてくれます。

風邪の予防5:人混みや繁華街への外出を控える

風邪が流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控えた方が良いです。
人混みや繁華街への外出をする場合は、マスクを着用して飛沫感染を防ぎましょう。

風邪の予防6:こまめな水分補給

ウイルスを体内から排出してくれる線毛(せんもう)が、鼻やのどの粘膜にあります。
体内の水分が不足すると、線毛がウイルスを排出しにくくなります。
こまめに水分補給することで、線毛がウイルスを排出しやすくし、ウイルスの侵入を防ぐことができます。

風邪ウイルスが体内の細胞に侵入するまでに、最速で20分といわれています。
そのため、20分おきに水分補給をすることが効果的です。

風邪の予防7:適度な日光浴でビタミンDを補給

ビタミンDの補給は、体内の免疫力をアップし、風邪の予防に有効です。
ビタミンDは、日光を浴びることで補給できます。
15分程度、日光浴するのが効果的です。
手を太陽にあてるだけでも効果があるため、手袋をしない状態で通勤通学や外出でも十分効果があります。

しいたけやきくらげなどのきのこ類、鮭・イワシ・サンマなどの魚介類などのビタミンDを含む食品を食べることも効果的です。

腸内環境を改善する食品が免疫力を高める

免疫力を高めるためには、腸内環境を改善する食事が大切です。
腸内環境を改善するには、
腸内の善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)が占める割合を増やすことです。

【腸内環境を改善し免疫力を高める方法】

『免疫力を高める食品』一覧:善玉菌が含まれる食品

免疫力を高める方法の1つが、
善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)を含む食品を食べることです。

【善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)を含む食品】

ヨーグルトや納豆などの発酵食品には、ビフィズス菌や乳酸菌が多く含まれています。
ただし、これらの菌は腸内にある程度の期間は存在しても、
住み着くことはないとされています。
そのため、継続して摂取することが大切です。

なお、善玉菌は生きて大腸まで到達しなくても、
善玉菌を増やす効果は期待できます。

『免疫力を高める食品』一覧:善玉菌を増やす作用のある食品

免疫力を高める方法の1つが、
善玉菌を増やす作用のあるオリゴ糖や食物繊維を含む食品を食べることです。

【善玉菌を増やすオリゴ糖を多く含む食品】
【善玉菌を増やす食物繊維を多く含む食品】

食物繊維は、便秘の予防や、血糖値を上がりにくくするなどの効果もあります。
日本人に不足している食品成分のため、積極的に摂取することが勧められています。

まとめ

インフルエンザも一般的な風邪も、感染経路は飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染と接触感染の感染経路を断つ対策が必要です。

個人個人がインフルエンザや風邪にかからない様に、できる限り予防しましょう。

以下のインフルエンザを予防する有効な7つの方法・対策で、インフルエンザにかからないように気をつけましょう。
しっかり予防・対策しても、インフルエンザにかかってしまうことはあります。
インフルエンザの症状が疑われる場合は、早めに医療機関に診察してもらいましょう。

【インフルエンザを予防する有効な7つの方法・対策】

以下の風邪を予防する有効な7つの方法・対策で、風邪にかからないように気をつけましょう。
しっかり予防・対策しても、風邪にかかってしまうことはあります。
風邪の症状が疑われる場合は、早めに医療機関に診察してもらいましょう。

【風邪を予防する有効な7つの方法・対策】

腸内環境を改善する食事をすることは、免疫力を高めることに有効です。

紹介した『免疫力を高める食品』を毎日の食事の中にとり入れると良いでしょう。

特に、納豆は、
「善玉菌が含まれる食品」
「善玉菌を増やす作用のある食品」
どちらにもあたる食品のためオススメです。

出典・コンテンツを編集:厚生労働省ホームページ